【乳酸は回復物質?】元ランナーが教える気持ちいい走り方・前編【ダイエット】
あなたは1日にどれくらい走りますか?健康のため毎日走る人もいれば筋肉のために走らない人もいます。今回は自重トレーニングとしてランニングを取り入れている私が気持ちよく走るコツを紹介します。
目次
基礎代謝を高めて走る
痩せたい、脂肪を落としたいと思ったら何をすればよいでしょう。
脂質や糖質、カロリーを抑える食事制限もそうですが、多くの人が歩いたり走ったりといった有酸素運動を想像するのではないでしょうか?
脂肪は人間が生命維持に必要なエネルギーを蓄える働きがありますが、脂肪がつきすぎもなさすぎても健康的であるとはいえず、適度なバランスを保つのがいいです。
とはいえ現代の日本では食品が大量にあふれ、高カロリーな料理を食べる機会の方が断然高いので、脂肪をしっかりと消費できるカラダ作りが必要です。
代謝の高い身体にする仕組みは食事制限の知識を身につけるよりも簡単なので、ぜひ意識してください。
走れば筋肉も痩せる?
ランニング、ジョギング、ウォーキング。有酸素運動を行えば脂肪は燃焼されます。
20分以上の有酸素運動で脂肪がエネルギーとして消費されると言いますが、筋肉量が増えていくほど必要エネルギーが多くなる為エネルギーはより消費されます。
つまり「有酸素運動でエネルギーをより消費する=基礎代謝の高い身体にする」には筋肉をつけなければなりません。
筋肉をつけるには無酸素運動、つまり万人が想像する筋トレを行わなければなりません。
有酸素運動は脂肪だけではなく筋肉をもエネルギー源として活用するので、ただ走るだけでは細い身体になります。
ボディメイクの筋トレをしている人の多くは走りません。
あるマッチョ曰く、「走ると筋肉が落ちる」だそうです。
せいぜいジョギングやトレッドミル(室内ランニングマシン)で傾斜をつけて歩いて有酸素運動をするようで、それだけ筋トレと有酸素運動はシビアに結びついています。
私は筋肉を肥大化させたいわけではないので全く気にせず走っていますが、同時に自重トレーニングで筋トレを行なっているので筋力もつき、ある程度暴飲暴食しても太らない基礎代謝の高い体を保てているのかと思います。
- 無酸素運動・・・基礎代謝を高める、筋肉をつける(腕立て、腹筋、etc,,,)
- 有酸素運動・・・エネルギーを消費する(ランニング、ジョギング、etc...)
筋トレで成長ホルモンを促進し筋肉をつけて高燃費な身体を作り、有酸素運動でエネルギーを分解し消費しやすくする。
燃費の良いエコカーよりも、ガソリンを大量に使うスポーツカーのような肉体の方が楽にエネルギーを消費できますね。
もしあなたがボディビルの大会に出るような肉体になりたい訳ではないのであれば、しっかりと有酸素運動を行なってください。
更に言えば私も1kmを4分10秒程度で10kmまで走れるようになるまで走り込み続けましたが、せっかく鍛えた筋肉がなくなったと感じたことはありません。
初めの記事で約2年前の時と比較した体重と写真も載せていますが、見ての通り身体は大きくなり、自重トレーニングのメニューの幅を広がりました。
走る事で筋肉が落ちることは事実ですが、自重トレーニングを同時に続けてきた私の経験からいうと気にするレベルの話ではないと伝えます。
とは言え私のトレーニングメニューではボディビルのような肉体には絶対になることができないことも経験から証明されています。
乳酸を使って走れ
次は走り方です。
実は私、高校と大学時代は陸上部に所属しトラック競技専門でやっていました。
大学からは違いますが、高校生の時は中長距離で1500mから30kmまでのランナーをやっていて、長い間走り続けるための走り方や、最も効率よく乳酸を分解できる心拍数値を測定したりもしていました。
私が走る事に対してストイックなのは元陸上部だったからです、すみません。
しかし、だからこそ走る楽しさを知っていますし、楽しいと感じられる走り方も知っています。
文字だけの説明で申し訳ありませんが、後日反響があれば写真や動画でも解説したいと思います。
ちなみに乳酸が疲労物質ではなく回復物質だということはご存知ですか?
今の現役選手の間では常識かと思いますが、運動中に水分補給すると脱水症状になるといった類の話と同じで、現役から退いてからしばらく経つ人は乳酸=疲労物質だと教えられたはずです。
「(全力運動して)乳酸溜まって力入んない!!」なんて言ったことありませんか?
いつか機会があれば乳酸についても述べたいですが、簡単にいうと乳酸は筋収縮を妨げるカリウムを防ぎ、また分解されることでエネルギーとして再利用されます。
乳酸は短距離走や無酸素状態の激しい筋収縮が起こる際に発生しやすく、確かにたまりすぎれば筋収縮の妨げになりますが、効率よく分解され続ければ長時間動き続けるための活力となるのです。
乳酸が効率よく分解される運動量は人それぞれですが、それがわかれば無理せず、かと言って体に負荷がしっかりとかかる基準がわかるのです。
ちなみに私は心拍数170〜180の間で走るとハイペースにもならずもっとも長い距離を走ることができるようです。
走り方
2000文字を超えてしまい更に長くなりそうなので、次の記事にて走り方を解説します。
内容は中長距離ランナーだった私が学んだ、リラックスしながら速く遠く走り続けられるようになる技術です。
中学生の時に世界的にも権威のある有名な方のランニング教室で教わった走り方で、いわゆるマラソン選手のような走り方です。
見栄えも良くなるのでぜひ読んでみてください。